循環型屋外トイレの製作 その2
前回からの続き
前回記事の投稿から随分と経ちました。もともと間髪入れず投稿しようと思っておりましたが、何かと忙しく、ブログ更新が後回しになっておりました。では、トイレ(物置)完成までを振り返ります。今回は工程⑤ほぞ穴加工から纏めていきます。
前回では、
①ブロック基礎の水平だし
②柱材の加工 まわし切り
③仕口の加工 おん木とめん木(土台部分)
④土台とスペーサー
までを写真を使い纏めております。
こちらの記事をどうぞ 循環型屋外トイレの製作
⑤ほぞ穴加工 手のみ
ある程度、ドリルを使い木の繊維を壊しておくと後の作業が楽になりますドリルビットにテープなどを巻いておけば深さの目安になります。
びしっと決まれば気持ちいい!!
ほぞ穴加工機を使えば簡単で、しかも綺麗なほぞ穴をつくることができるわけですが、ここには電力がないため、手のみによる作業となりました。ノコ引き作業よりも体力を消耗します。
⑥材に合わせて加工(適材適所)
木材の場合、値段にもよりますが、まず真っ直ぐなものなんてありません。今回は背割れを起こしているものなんかもありました。
今回は部材自体が少ないので機械的な加工ではなく、部材によってはおん木の大きさを変えています。そして、どこをどう使うか、これを考えるのも一つの楽しみです。
⑦屋根勾配
日本の軸組み工法の場合、屋根の勾配は5寸勾配だとか4寸勾配だとかあらかじめ設計段階で決まっております。今回は現場合わせ、その場合わせですので、実際の現物に合わせて勾配を計り、かんなで削りだします。
汗まみれになって作業をしている様子が手についた木屑からわかります。この写真を見ただけで1ヵ月前のあの時の異常な暑さが思い出されます。ズボンが変色している部分も汗です。
ようやくフレームが完成しました。
記事を書いてる現在は9月8日です。屋外トイレの製作期間中は異常な高温に見舞われておりましたが、8月15日以降は比較的過ごしやすい温度で推移しております(昨日9月7日は例外的に36度まで上昇していましたが・・・)。あの暑さの中で作業を続けたこと、良い経験になりました。
次回は工程⑧羽目板張りから再開します。