ヒッチメンバー製作について、4つの記事で以下のように構成されています。これらの記事は「はてなブログ」で18年7月に書かれていたものです。実際の製作時期は18年5月から6月になります。(タイトル横の①~⑨は手順になります。)
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ヒッチメンバーの取付位置 模型製作 ①・②・③
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溶接 塗装 バンパー加工 ④・⑤・⑥
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ヒッチレシーバーの穴あけ加工 ⑥+α
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灯火類配線 7ピンコネクター ⑦・⑧・⑨
DIY ヒッチメンバー自作 1.ヒッチメンバーの取付位置 模型製作
35mm角の木材で模型を作成し、バンパーに収まるように寸法と角度などを計測しました。
①自作に至るまでの経緯 適合する市販されているヒッチメンバーを探す
若い頃にオーストラリアに住んでいたときは、当たり前のようにヒッチメンバーを取り付けた車がたくさん走っているのを見ていました。一方、日本では、走っている車の中でヒッチメンバーを取り付けている車は稀です。ですから、車種によっては中古品などで入手することは、ほぼ不可能な状況です。私が乗用している軽自動車もまた、中古品で探し出すことができず、新品の購入も検討しましたが、価格が約7万円と、流通量の多い車種の価格(約3万円)と比較すると、かなり高めに設定されていました。現在の車齢を考えると、到底7万円のヒッチメンバーを取り付けることはできないと思い、自作の道を選択するに至ります。
②ヒッチメンバーの取付位置をどこにするか
市販されているヒッチメンバーの中には、この部分に穴を開けて取り付けるものがあるようです。
車の下にもぐり、ヒッチメンバーを取り付けるための位置を探しました。スペアタイヤの下側にボルトの穴を開けることも考えましたが、角パイプを入れることができそうな箇所があり、こちらのほうが強度的にも優れているような気がしました。そして、都合の良いことに既に12mmボルトが余裕で入りそうな穴が開いていました。
通常その穴はゴム製のキャップで閉じています。
センターから左右対称に角パイプの入りそうな場所を発見、しかも穴が開いている!!
そこで、念のためバックパネルを切り開らく前に、その部分がどのような空洞になっているのか、ファイバースコープカメラで事前に確認しました。
便利な時代になりました!!
空洞部分に合わせて線を描き、その線に沿ってグラインダーで切り開きます。
はじめに左側、そして右側。
左側で要領を得たので、右側は開口部がきれい。
③模型サンプルの作製
自宅にあった35mm角の木材を空洞部分に入れてみると、けっこう奥のほうまで入ります。この縦方向の材に対し、横方向の材を上に重ね合わせ、バンパーの中に収まるように形状を考えて、木材によるサンプル模型を作り、実際の寸法、角度を割り出しました。実際に使用するのは鉄の角材40mmの予定なので、それを想定し35mm角の木材の主要な部分に対し、5mm程度の段ボールを張り付け厚み40mmとし、そして、もう一度、バンパーの中に収まるか確認しました。ヒッチマウントを収める部分(レシーバー)に関しては、マウントが50mm角ですので、60mm(t4.2)の角材を使用することにしました。
バックパネルから軽く400mm入ります。トラクターとの接合面積が広いので下向きの圧力が分散されるはずです。
模型から寸法、角度を割り出し、CADによる作図を終えました。