古材再生プロジェクト ❝ リボーン ❞
前回の投稿では進行中だった基礎のほうも大方完成し、現在は木材の加工を進めています。解体現場から頂いてきた古材をこの地で半年ほどストックしていましたが、今回はこの古材を使ったモノ作りです。プロジェクト名は ❝ リボーン ❞ です。どの木材ひとつとっても、そのまま使えるものはありませんが、手を加えてやることで再び構造材として活躍してもらう、そんな企画であります。
古材にもう一度、生命を吹き込む!!
基本コンセプトは、「見てくれはどうだっていい、頑丈であればいい」です。
①釘抜き
錆びた釘などが刺さると破傷風などの病気になることもありますから気を付けて作業を行う必要があります。
一面だけでこれだけの釘が入っています。
引き取りから随分と時間が経過してしまいましたが、漸く釘を抜いてやることができました。
次にタッカーとフィニッシャーです。タッカーはペンチなどで比較的あっさりと抜けますが、フィニッシャーは奥深く突き刺さってるうえ頭がないので釘抜きも使えず、まずきれいには抜けません。
釘締めで木材の中に2mmほど押し込みます。これで怪我することもかんなをかける際、刃が欠けることも防げます。パテで最後に埋めておきます。
この開拓地での作業も漸く木材加工までくることができました。基礎作りも手捏ねでしたから時間がかかりましたし、公共の電気がないうえ、幅の狭いこの土地では作業のたびに物を動かさなければならず、そのたびに手間が発生します。日々の作業、自前の発電システムの管理や水汲み、炊事などに追われて、なかなかブログが更新できていませんが、この企画 ❝ リボーン ❞ を通じて物を大切にする気持ち、こころを伝えていければと思います。
では、