一斗缶調理器の実力 開拓グルメ
本日は冬至。この地で開拓を始めてから早9カ月。梅雨、猛暑を乗り越え、日照条件、気候ともに良好な秋はあっという間に過ぎ、12月に入り、既に深夜から早朝にかけて何度か氷点下を経験しているわけですが、まだ、ここから2カ月は寒い日が続きます。むしろ、ここから冬本番といったところでしょうか。日中の作業では、10度以下の気温でもノコ引きなどは上着を二枚ほど脱いでやっておりますので、そう考えると、力仕事、肉体労働というものは、夏に比べると冬のほうがいいわけです。春、夏、秋とこれまで過ごしてきて気温的に屋外で火を起こして調理をしようという気は起こりませんでしたが、この時期になり木材加工で出てくる木切れなどを利用して一斗缶で調理するようになりました。
キャンプで調理といえば、定番カレーライス。米を炊く火加減は難しいですが、どうしても強くなりがちなので、米を砥ぎおわりましたら30分以上は水に浸けておきたいところです。さらに水を多めにするということで対応することができます。炊飯器の場合、通常は50分程度、早炊きなどでも30分程度はかかります。一斗缶の場合は火加減にもよりますが、15分程度で炊きあがります。鍋の底が焦げ付くとやっかないので、中を時々確認し水が残っていなければ火から遠ざけて、あとは余熱で蒸すようにしています。この調理法に慣れてくると炊飯器より美味しく米を炊くことができるようになります。
お米がふっくらと炊き上がりました。
肉無しカレーも炊けました。
激うま!!
こちらは別の一斗缶ですが、底に水を敷くために中側に金属網で台を作ります。
ご覧のとおり。
蒸すこと10分
水蒸気の向こう側には肉まんが。
ハオツーハオツー!!
最後にこちらも定番焼き芋です。
アルミホイルにくるんで一斗缶の中にある網に置いておきます。
ほくほく鳴門金時の出来上がり。屋外で食べると不思議と美味い!!
ようやく冬至まできました。現在の電力設備といえばソーラーパネル(発電機もありますが、こちらは作業用)のみ、公共の電力がなく、太陽光に依存した環境だと日照時間といものが物凄く重要で、否が応でも冬至というものを強く意識してやってきました。普通はタイムピリオドになるのは元旦であったりするわけですが、今回に限ってはこの冬至がタイムピリオドでここから何日したら何を何して、何を何するなんて開拓計画の基準になっています。笑 日の出時刻はひと月ほどしてからピークとなりますが、日の入り時刻はもう既に1分、2分と遅くなってきています。そして明日からトータルの日照時間は一日一日長くなっていきます。何だか嬉しいですね。
では。