論語とDIY 論語 DIY 足るを知る コンクリート平板 自作

論語とDIY

論語とDIY

はじめに

本日は11月30日、明日から寒くなるようです。今年の春に種蒔きした大豆2種は既に収穫を終え乾燥させており、この後、莢から大豆を取り出す作業を残しております。また28日には落花生の一部を収穫しております。農的活動の様子かと思いきや、今月は論語とDIYということで、モノ作りの様子をチラっとご紹介したいと思います。

コンクリート打設

8月半ばから始めたコンクリート打設のほうは10月半ばに一旦完了しています。

・コンクリート打設前の様子

ここにガレージを製作する予定なわけですが、柱の束部分については、一般に市販されているものだと接地面積が小さく、土地が沈む恐れがあり、接地面積を大きくするため、束石の型枠づくりから始めています。打設前は勾配(写真奥から手前にかけて下り)があり、均すために奥側を切土し、手前にその土を盛るということをしています。切土と言っても鍬一本、腹部に柄の末部分を当て、機械的な動きで、土地に対し水平に、5mm程度切り取っていくという作業の繰り返しです。笑

・オリジナル二段束石の様子

・こちらが現在の様子(高さ4メートルくらいから撮影、ガレージの仕様はまだ未確定)

今後、コンクリート部分は多少の拡張も検討しておりますが、現況で木材の加工、防腐処理、組み上げの工程へと進んでおります。

一日一枚大きなコンクリート平板を並べる工法のメリット

はじめに重要視したこと、それは、いつでも土(元の状態)へ戻すことができるということ、人間界の所有権はともかく、土地は借り物、地球のものです。あんたの勝手で施工した以上、土へ戻す責任もありますよってことを意識しています。うん?メリットではない?

二つ目は施工が容易

三つ目は一日一枚なので型枠をたくさん製作する必要がない 型枠(木材)の節約

四つ目は体力を消耗しない、他にもやることがたくさんあるわけで・・・

五つ目は楽しい、セメント、砂、バラスを調合して水を足して捏ねる ひたすら捏ねる う~ん、シェイプアップ

・色付く紅葉

おわりに

論語とDIYということで、今回はこちら

「足るを知るものは富む」

こちらは孔子とほぼ同時代、老子の言葉です。老子が実在したか否かはともかく、老子から始まる道教の教えは、のち、張角の太平道、張陵(張魯の祖父)の五斗米道へとつながり、やがては、儒教、仏教とも相まって日本にも入ってきます。

ここでいうところの富むとは、私有財産が増えるということではなく、人間の欲には際限がなく、みっともないんで、欲情することなく、智慧を絞って今あるものを有効的に活用し、現状に満足するようにしましょうってことなんでしょう、上を見ても限がなく、快適すぎても体が鈍る、そんな時は鍬一本提げて畑へ出る、要は心(氣)の持ちようひとつ。

時間軸から考察しても、大陸4000年の歴史、邪馬台国から日本は1800年、その年月からすると、明治、大正、昭和初期なんて、ついこの間、その暮らしぶりと比べても、現代はとても良い暮らしぶりではあーりませんか、

地理的に考察しても、未だに発展途上国と呼ばれる地域で暮らす人々の中には200ドルの月給で生活している、物価なんて変わりませんよ、日本のほうが安いくらいだから、iphoneなんて買えるわけがない、現前たる格差の上に成り立つ今の日本の豊かな暮らし、色んな角度から観察すれば、足るを知ることはできるはず・・・、

といったところで、また来月お目にかかります。

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