自作 キャンピングトレーラー 分離 連結

平成最後の開拓民 ~The Last Developer of HEISEI~

平成最後の開拓民 ~The Last Developer of HEISEI~

開拓の冬

この開拓地に入植してから10カ月、ここからあとふた月、3月、4月と越えれば丸一年ということになります。昨年5月より、開拓期間中は4平米ほどのキャンピングシェルで寝起きをしてきました。梅雨を経験し、猛暑を経験し、台風を経験し、また、この地特有の日照条件や雨量、風向きなどを考察しながら、そして今、冬を越えようとしています。今年の冬は暖冬でしたが、時々の寒波は氷点下に達しており、良い経験ができました。

現在仕掛中のプロジェクト

現在仕掛中のプロジェクトがあります。

一つめは、「リボーン」です。古材(廃材)を利用して建築物を構築するというものです。コンセプトは日本の伝統工法である軸組で創りあげること、見た目はどうでも良いが丈夫であることで、それぞれの個性をもつ古材を適材適所に配置しています。敷地面積が狭く資材を移動させたりする手間なことが頻繁に発生したり、これまでは雨天時の作業ができなかったりと、進捗のほうはぱっとしませんが、この2月は幸運にも暖冬で晴れの日が続いたため、まずまずの成果を得ることができました。

二つめは、この寝起きしているキャンピングシェルを改善し、世に出すということです。丸一年この小さなシェルの中で寝起き、簡単な炊事をすることで改善点を浮き彫りにするということです。そして改善したものを世に出したい。私はミニマリストでもないし、タイニーハウスで暮らしたいわけでもありません。古風に言えば敷地内に茶室のような空間があってもいいのでは?と思うだけです。それが、勉強部屋であったり、読書部屋であったり、お酒を飲む部屋であっても良い、四季折々の植物、例えば冬は梅、春は桜、秋は紅葉、旬なところへ、その空間を移動させる。「あ~人間やっていて良かったな~」と思えることを増やしていきたい。そして、不幸にも災害にあったときには、このシェルが「ちから」を発揮します。

三つめは、循環型屋外トイレの考察です。これも仕掛中のプロジェクトですが、自然の循環サイクルを検証するには、随分と時間がかかります。一朝一夕にはいきません。

その他、たくさん。やりたいことは山ほどありますし、やってもいますが、時間、体力には限界がありますから、まぁ、ぼちぼち。

おわりに

このほど、キャンピングシェルとトレーラーの分離、そして連結に成功いたしました。

古材再生プロジェクト「リボーン」で建設中の建物もちらっと見えています。

では、

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