きゅうりの種取り 植えるか!!餓えるか!!

Agricultural arts ~農的な日々~

Agricultural arts ~農的な日々~

はじめに

本日は8月最終日、こちらは朝から雨です。

最近SNSを見ていて、「植えるか!餓えるか!」、というキャッチ―なフレーズが目に留まり、思わず上手い!と感心致しました。確かに、食料自給率の問題や、耕作放棄地、農業従事者人口の減少や高齢化、種にまつわる法律、使用される農薬のことなど、危機感を持って対策をしていく必用性があるように思います。

しかしですよ、今後果たして日本国民が餓えるか!と考えると、少々農作物を作った経験から、じゃがいもなんかは種付けから3月半で収穫できますので、備蓄米の在庫が1年分ほどあれば、「おすくい米」を放出してもらうか、自ら備蓄していれば餓えることはないように思います。そんな食糧危機が訪れる日が来るとすれば、主食は米だ!とか、パンだ!とか、一日の食事で何品目!なんてことは当然言ってられないわけで、腹が減れば芋を食えば良いんです。

農業の歴史について詳しいわけではないですが、農業従事者の人口が減る原因には生産効率の向上というものが大きい面もあるでしょうし、従来の慣行農法であれば、教材となるものがネット上にもたくさんあって素人でも自給する分くらいは作れるように思います。国内には、それを賄うだけの土地は十分あるでしょうし、まして日本の周辺は海ですから、魚貝類で十分に蛋白質は補えるわけです。

というわけで、今月も8月に撮影した写真を使い、ダイジェストで振り返ります。

8月10日頃の中玉トマトの様子

なかなかいいトマトでしょう!無肥料無農薬ですよ。

しかし、この後ピンチに!何号か忘れたんですが、台風の影響で大雨になった後、収穫できるトマトが全てひび割れするようになり、痛むようになったんです、このままじゃ、餓えるぞ!!

台風による大雨の影響や、それまで続いた干ばつ、そしていつまでも続く猛暑!!8月6日は太陽の当たらない屋根の下での気温が38.1度!!、こんな気象条件では餓えるわ!!

キュウリの種取り

この猛暑の中でキュウリを枯らした人は多かったのではないでしょうか、こちらも例外ではなく、来年のために早めに種取り用のキュウリを確保

8月17日に収穫

追熟すること10日、8月27日に種取り開始!!

種を傷つけないよう、包丁で周囲に切れ込みを入れ、手で割るようなかたちで半分に

スプーンで種を取り出し、ビニール袋に入れ、24時間発酵させます。翌日、発酵させたものを洗い、水の中で沈んでいる元気な種だけを取り出します。

おわりに

まぁ、ほんとこの気象条件では餓えますね、しかし、私は植えますよ!!

植えるか!!餓えるか!!

では、また来月お目にかかります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする