土用干し 自家製味噌 味噌だまり

土用干しと自家製味噌

土用干しと自家製味噌

はじめに

9月は種蒔きの時期なんですが、今年は最も雨が降らなかった9月になりそうです 笑 そのうえ、いつまでも暑いし、日差しはきついし、虫も多いし、せっかく発芽したのに発芽したものから順番に食べられていて、何度も種を蒔き直しております。まぁ、おかけで種取りしたチンゲン菜と大根の種の発芽率の良さは確認できました、自家採取した農薬処理していない種子ですから、きっと虫たちも安心して食べられるんだろうなと、美味しいんだろうなと思っていて、まぁ、気長に根比べ、そう、それはコンクラーベなのであります。

土用干し

今年は梅がたくさん収穫できましたから、梅酒に梅干しとたくさん仕込みました。トップの写真のものは落ち梅を漬けたものなので少し見た目は悪いですが、味はまぁまぁいけます。

自家製味噌

昨年に続き、味噌を仕込みました。昨年の量だと一年途中で味噌切れになりましたので、今年は多めに仕込んでいます。

味噌開きの様子 1

味噌開きの様子 2 今年の重しは少々重量があり過ぎで、味噌だまりが随分出ていました。それはそれで貴重なもので醤油代わりに使っていたのですが、味噌だまりが出た分だけ、味噌自体のコクがなくなってしまいます。

味噌開きの様子 3 味噌だまりは醤油と同じような色目ですから、抜けた分だけ味噌の色もライトになるように思います。

味噌開きの様子 4 容器に入れる

自家製味噌はもう一種、自家製大豆で仕込んでいる物があります。

今回のテーマはクッキングということなんですが、前回に引き続き少し食料自給率の問題を考えてみたいと思います。

農業従事者人口について、江戸時代と現在の比較

今の農業従事者とかつての身分制度における農民とを単純比較することはできないんですが、まぁ、大よそということで話ていきますが、江戸時代の人口に占める農業従事者の割合は85%程度だったようです。要するに100人いれば85人が農民で農作物を生産していたわけです。現在のような大量生産が可能な状態ではなく、生産効率が低かったので、85人で農作業を行い、100人分の胃袋を満たしていたわけです。

一方、現在はというと、農業従事者の人口に占める割合は1パーセントです。この国の食糧自給率が低いとはいえ40%弱、仮に人口に占める農業従事者の人口が2%になれば、食料自給率80%、腹八分目の食料を賄える計算となります。つまり、この200年間で生産効率の向上が進み、2人が農作業を行えば、100人分の食糧を賄える時代となったわけです。

少々餓えるぐらいが調度いい

世界で最も長寿国だったニッポン、その長寿国を作った人たちは現在の80歳以上の後期高齢者です。彼らが若い頃、子供の頃はみんな餓えていたんです。戦前、戦中、戦後まもなく、食料がなく、みんな餓えていたんです、その餓えていた人たちが大人になって、高齢者になって、長寿国になったという現実があるんです。健康で長生きしたいなら腹6分目が調度良いってことじゃないんでしょうか?飽食の現代、断食、プチ断食でデトックス、一日一食、一日二食の人が増えていることも、この辺りと関係あるように思えるんです、はい。

春に植えた人参の葉にたくさんのキアゲハの幼虫がいました。彼らの食欲は凄いんです、残っていた人参の葉っぱを根こそぎ食べられてしまいました。時折、その様子を眺めては、「腹八分目でお願いしますよ」と話しかけていたんですけどねー、こちらの気持ちは通じなかったようです。

といったところで、また来月お目にかかります。

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